ホラー小説家の松理が幽霊が出るという『事故物件』に入居した理由。
それは、幽霊に憑りつかれて殺してもらおうという、
自殺願望を叶えるためだった。
しかし、彼の前に現れた幽霊は、
ニコニコと朗らかに笑う大学生の青年だった―。
後半は胸がキュッと締め付けられました…
幽霊ネタだけあって、ストーリーの後半はドキドキの連続!
パートナーが消えた時の不安と焦燥感、
その後に残されたものは―。
ぜひ、感動の結末を見て頂きたいです!
事故物件とチョコレート|BL漫画ネタバレあらすじ
【事故物件とチョコレート】のネタバレあらすじを紹介します☆
事故物件で幽霊と2人暮らし
ギシッ ギシッ
ベッドの軋む音が部屋中に軋む。
「松理くん、も、ダメ…」
松理は自分が組み敷いている
青年をジッと見つめていた。
元大学生・洞堀雪。
いつもニコニコして、
笑顔を決して絶やさない。
ネコのように、常にまとわりついてくる。
そして、
享年、18歳。
決して誰も「幽霊」だとは思わないだろう。
「一緒にイクとき、チュウしたい…」
こんなかわいいことを言われると、
早く出したくなってしまう。
松理は腰の動きを速めた。
ホラー小説家として活動している、
後野松理。
幽霊が出るという事故物件に住んで、
呪われて死ぬつもりだったはずなのに…。
恋人である幽霊と同居して、
もうすぐ1年。
今は幸せでいっぱいだ。
ラブラブ同棲中の訪問者
松理と雪の共通点といえば、
ゲイであることと、チョコレート好きということ。
あとはセックス好きということだろうか。
「ね、もう1回しようよ~」
雪は幽霊だから体力関係なく言ってくるが、
20代半ばの松理にはちょっと無理がある。
かと言って待たせると、
「エッチしてくれないと消えちゃうもん!」
と言って拗ねる。
逆にしようと誘うとかわいい顔して、
嬉しそうにくっついてくるからたまらない。
2回戦をしようとすると、
玄関のチャイム音がする。
しぶしぶ扉を開けると、
そこには見知らぬ男が立っていた。
「後野! 久しぶり!」
雪は一気に不機嫌になり、
松理も誰だ?と訝しむ。
同じアパートに引っ越してきた、
松理の大学時代の同級生・帷平だった。
もしかしてライバル出現!?
引っ越しの挨拶として伺ったついでに、
2人で鍋をしようと声をかける帷平。
久々の来客で盛り上がるなか、
雪だけは違った。
雪はもう、死んでいる人間。
同居人である松理だけにしか見えない存在。
松理は帷平と酒を飲みかわしながら、
過去の話で盛り上がっている。
僕の知らない話ばかり―
もしかして、2人は付き合っていたの―?
ムカムカしてきた雪に気付かず、
松理はさらにお酒を足そうと立ったとき
「危ない!」
ふらついた松理を抱きかかえる帷平。
抱き合った2人を見て、
プツンと音を立てて何かが切れた。
ガチャンッ
ビールの缶が落ちたり、
お皿が突然割れ始めた。
ポルターガイスト現象―。
慌てる帷平に対し、
松理は「いつものこと」と流そうとしたが、
目に入ってきたのは
雪の泣き顔で―。
事故物件とチョコレート|感想口コミレビュー
ネット上の口コミレビューを紹介します♪
事故物件とチョコレートの口コミレビュー
その部屋で死んだ享年18歳の地縛霊。
そんな二人が部屋で出会って恋をする。
ちゃんと触れるからHとかもできます♥
しかも少し激しめ・・・♥
二人してチョコレートが大好きだけど、幽霊くんが触るとなんでも炭化してしまうのだけがたまにきず(笑)
ラブコメなのかな?
でも二人の過去は結構重いぞ
と思ったら、とびきり優しい結末が待っています。
絵も可愛いしHも可愛い。
でも、事故物件を選んだ理由とか…少し悲しいですが。
絵柄とお話のテンポのよさで、変に重くならず最後まで可愛い可愛いで読み終えました。
後半涙が溢れて止まりません……
一冊まるっと表題作で、綺麗に完結します。
綺麗すぎて更に涙が溢れました……涙涙涙!!!
事故物件とチョコレートを読んだ感想
表紙を見て、顔色悪い方が幽霊だと思いきや、
まさか生きていた松理くん(笑)
ある意味衝撃的な始まりでしたが、
冒頭はとにかくラブラブ(*^-^*)
イチャイチャしまくりで、
読んでいてほっこり♪
BL漫画のわりにはエッチシーンも激しくなく、
ソフトな感じでしたが、愛し合っているのは十分に伝わってくるエロシーンです。
ドキドキしちゃいました…(*ノωノ)
絵柄は丁寧でキレイだし、挿入部分がガッツリ見えるとか、
愛撫が生々しいとかもないです。
BL初心者の方には、読みやすいかなと思います(*’ω’*)
ライバル登場(雪くんの勘違いですがw)で、
ストーリー展開は一転。
前半の雰囲気からは感じられない、
松理と雪の抱えた暗い過去。
そして、お互いの存在が
どれだけ救いだったのか―。
改めてどれだけ必要なパートナーだったか理解してから、
物語のラストまでは圧巻!
胸が締め付けられました…
結末はぜひ、あなた自身の目で確かめてほしいです。